アゲハチョウが羽化する瞬間というのは誰しもが嘆息してしまうほど感動的だそうです。
もし近くにミカンの木があったら、一度は挑戦してみると終生の良い思い出になりそうですよね。
ナミアゲハの幼虫の基本的な飼育法
ナミアゲハの飼育の方法において基本的な蝶の飼育法と比べて特殊な点はほとんどありません。
大き目のケースの底にティッシュペーパーを敷き、エサになるミカンの枝を入れて、あとは幼虫に入ってもらうだけです。
ケースの外から寄生虫がやってきて幼虫に産卵してしまったりするのを避けたい場合は、できる限り蓋に隙間がない容器を用意したり、あるいは密閉してしまいましょう。
底にティッシュを敷くのは絶対しなくてはいけないわけではありませんが、そうすることで糞が容器の底に溜まりケースの中が不衛生になって幼虫が病気になってしまうことを予防することが簡単になります。
先に述べたように容器を密閉していると特に心配が増えてしまうので、まめにティッシュを取り換え寄生虫に気を付けつつ換気をする機会もキープできるのでお勧めです。
ナミアゲハの幼虫は餌がポイント
モンシロチョウの飼育と比べて特殊な点は、餌が葉もの野菜ではないというところです。
キャベツの交換に比べてミカンの枝というのは少々手間がかかります。
枝を餌に与える場合には枝の鮮度や葉の枚数に気を付けなくてはなりません。
湿らせた綿やティッシュを枝の断面に輪ゴムで巻いたり、瓶に差して瓶の口を脱脂綿で覆うなどの工夫が必要になってきますが、後者は道具も増えてケースの大きさなども制約がつくので難しいですし、前者はカビが生えてしまうリスクが生じます。
エサになる木をあまり頻繁に変えると環境の変化がストレスになってしまい幼虫に良くないのですが、大切なのはマメにミカンの葉をチェックしてあげることです。
愛情をかけてあげた分だけ元気に育ってくれると思うと、手間をかけてあげる甲斐も出そうですね。
まとめ
ミカンの枝さえクリアできれば飼育は簡単です。
蝶の飼育は学校で行ったりと結構幅広くポピュラーですし、親戚や子供に話すにも同年代と共有するにも良い話題になってくれて、自分にとっても良い感動を齎してくれると思います。
もし気が向いたらアゲハチョウに力を借りてみるのも悪くないのではないでしょうか。