例えば通称青虫と呼ばれ蝶の幼虫の中では最もポピュラーなモンシロチョウの幼虫を10匹渡されて、オスとメスに分けてくださいと言われたらできると思いますか……？

筆者にはちょっとできそうにありません。

そんなことができる人が居ると思いますか？

幼虫 ナミアゲハ オスメス

ナミアゲハの幼虫のオスメスを見分ける方法

端的に申し上げますと、ナミアゲハの幼虫のオスメスを見分けることは相当難しいです。

ほぼ不可能と言っても間違いとは言いづらいほどに難易度が高く、はっきりとした方法は見つかっていないと紹介されていることの方がずっと多いです。

強いて言えばですが、一般に蝶はオスの方がメスよりも早く羽化するため一緒に育てていたナミアゲハが片方数日早く羽化したりした場合には、そちらがオスということになります。

そもそも成虫になると普通に見分ける方法があるので、やはりあまり意味はないのですけれどもね。

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成虫の見分け方

最もわかりやすい特徴は翅の模様で、オスの方が全体的に色の彩度が低く模様の黒みが強く出て渋い感じになっているのに対して、メスは比較的黒みが薄く色味が良いほか後ろ翅の尾に近い部分にオレンジの斑紋があるため非常にわかりやすいです。

メスの方がカラフルでオスよりも綺麗だと思う人が多いのではないでしょうか。

メスの方が派手な翅をしている蝶は少し珍しいかもしれません。

また産卵器官などの都合でメスの方がお腹の形が丸みを帯びて膨らんでいるのに対し、オスは比較的シャープな線を描いています。

一匹の蝶だけを見て判断するのは慣れないと少し難しいですが、オスメスを二匹比べてみるとはっきりとわかるくらいの差があるので少し見て覚えてしまえば見分けることはそう難しくはなくなるはずです。

まとめ

幼虫の段階でナミアゲハの幼虫のオスメスを判別するはっきりとした方法は見つかっていません。

量が少なかったことと信憑性に欠けると判断したことを理由にこの記事では紹介しませんでしたが、一部文献やウェブサイトでは見分け方が掲載されている場合もありますので、どうしてもオスメスを判別したいという方はそちらをご参考頂いた上で頑張ってみてください。

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