滅多に見る事の出来ないミカドアゲハはチョウが好きな人にはたまらないチョウですよね?

高知市の三ヶ所(潮江天満宮境内・要法寺境内・潮江中学校校庭)では本種生息地が高知市のミカドアゲハおよびその生息地として国の天然記念物として指定されたりしている貴重な蝶として知られています。

そんな珍しいアゲハ蝶のミカドアゲハですが幼虫はどんなものを食べて大きくなっているか知っていますか?

意外と知らない人が多いと思います。

そこでミカドアゲハの幼虫は何を食べているのか調べてみました。

幼虫 ミカドアゲハ エサ

珍しい蝶のミカドアゲハの幼虫のエサは何か?

日本には色々な種類の蝶が居ますよね。

綺麗なチョウだったり小さな可愛らしいチョウだったり害虫扱いされている蛾などもいます。

それぞれ幼虫の時は自分達が好む木や花に付いて大きく成長していきますが数の少ないミカドアゲハなどは何を食べて成長しているのか?

ミカドアゲハの生態についてまとめてみました。

ミカドアゲハは日本国内では対馬および屋久島以南の島嶼、九州全域と香川県を除く四国、本州の一部の西日本の地域に生息しています。

分布が局所的で変異種が多いと言われており国外産も含めると全部で14亜種に分けられると言われてます。

基本的にアゲハチョウ科に属する蝶なので見た目や飛び方などに変わりは無いとされています。

和名は帝揚翅(ミカドアゲハ)と呼ばれており発生する時期は主に暖かくなってくる春、4〜9月と基本的に暖かい環境を好むチョウとされています。

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年に2〜3回で春が一番多く見られるのでピーク時期は春と思われます。

多くの人が勘違いをしてしまいがちなのが幼虫の時の体色が緑色と思っている事です。

アオスジアゲハなどは2齢幼虫にもなってくると徐々に緑色へなりますがミカドアゲハは終齢幼虫になる頃まで緑色にはなりません。

脱皮をするにつれて徐々に緑になっていきます。

幼虫の時の食草としては『オガタマノキ』です。

オガタマノキとはモクレン科でモクレン科の中では唯一の常緑樹と言われています。

常緑樹とは幹や枝に1年を通じてついていて緑の葉っぱを見る事が出来る植物の事です。

そのオガタマノキにミカドアゲハは好んで産卵し孵化します。

ではミカドアゲハの幼虫はオガタマノキじゃないと育たないのか?

そう思うかも知れませんが他には〝タイサンボク〟でも育ちます。

ただ、幼木じゃないと葉っぱが堅くてミカドアゲハの幼虫が正常に育ちにくいと言われています。

植木などを売っているところで幼木を手に入れる事が出来ますので幼木を選んで購入し育てる事も可能です。

まとめ

ミカドアゲハの幼虫は常緑樹のオガタマノキを好んで産卵します。

ですからオガタマノキがある場所だと見られる可能性がとても高いと思います。

また餌としてオガタマノキが知られていますがオガタマノキ以外にはタイサンボクでも育ちますがタイサンボクの場合は成長すると葉っぱが堅くなるので幼木を与えると良いでしょう。

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