チャドクガの発生する時期を知っておくことは、チャドクガの被害に合わないためにとても重要です。
チャドクガはいつ、どのタイミングで生まれ、成長していくのでしょうか。
チャドクガは卵から生態まですべてに毒蛾をもつ危険な生き物です。
特に危険とされる幼虫が活発になる時期には、注意が必要です。
チャドクガの幼虫はいつ発生するのか
チャドクガの幼虫は4月~10月にかけて、年2回発生します。
1回目の発生は5月~6月。越冬した卵が孵化し、幼虫が動き出します。
幼虫は集団で葉っぱの上に整列して葉を食べます。
放って置くと木を丸裸にしてしまうほどの食欲です。
その後6月の下旬から7月にかけて糸を吐きながら地面に降りて蛹化し、約20日ほどを経て成虫となります。
成虫の寿命は1週間ほどで、その間に卵を生みます。
2回めの発生はその卵が孵化する8月の下旬~9月ごろ。
9月の下旬には蛹化し、10月頃に成虫になり卵を生みます。
この卵が越冬し、次の年の5月頃に孵化し、再び発生します。
チャドクガは幼虫以外にも、成虫・卵も毒針毛を持っているため、注意が必要です。
チャドクガの幼虫に関して言えば発生は年2回ですが、越冬する卵も含めると1年中私達の身近にいることになります。
チャドクガの幼虫が活発な時期は要注意!
チャドクガの幼虫に特に注意が必要なのは、5月、特にGWの頃。2回目は8月下旬、夏休みの終わり頃です。
チャドクガの幼虫の持つ毒針毛は非常に軽く、風に飛んで皮膚につくこともあります。
そのため、幼虫を見かけたり、触ったりしなくても、チャドクガの幼虫のいる木のそばを通っただけで毒針毛に触れて皮膚炎を起こす可能性もあります。
休日を利用して庭の手入れをされる方や、公園の植え込みに入り込んでしまう小さなお子様は特に注意が必要です。
チャドクガの幼虫が生息するのはツバキ科の植物です。
チャドクガの幼虫が活発になる5月、8月の下旬から9月にかけてのサザンカやツバキには、むやみに触らないよう注意しましょう。
まとめ
チャドクガの幼虫は年2回、5月と8月下旬から9月にかけて発生します。
この時期のツバキ科の植物には近づかないようにするのが得策です。
庭の手入れをされる方や、公園の植え込みなども遊び場になる小さなお子様には特に注意が必要です。
また、チャドクガは幼虫だけでなく、メスの生態や卵も毒針毛を持っています。
ご注意ください。