チャドクガの幼虫は5月と、8月下旬から9月にかけての年2回発生します。
集団で木を丸裸にするほどの食欲を持ち、皮膚炎を引き起こす毒針毛を撒き散らすので要注意!
できれば、チャドクガが発生しないよう対策をとりたいものです。
では、チャドクガに効果的な対策はどのようなものがあるのでしょうか?
チャドクガを発生させない!対策方法は?
チャドクガを発生させないためには、危険の少ない卵の状態で駆除するのがおすすめです。
孵化して幼虫になってしまうと、動き回る上に毒針毛を撒き散らします。
毒は、チャドクガの幼虫の状態にかかわらず炎症を引き起こすため、駆除した後の掃除なども大変になります。
卵のうちに駆除するには、越冬している卵を探すか、8月頃がタイミングです。
チャドクガの卵は葉の裏についていることが多く、1cmくらいのモサモサした茶色い塊です。
見つけたら、歯を付け根から切り取ります。
このときの服装は、長袖・長ズボン・マスク・ビニール手袋を必ずしましょう。
チャドクガの卵にも毒針毛がついています。
素手で触るとかぶれてしまうので要注意!
切り取った葉はビニール袋に入れて捨てましょう。
熱湯をかけたり、焼く方法もあります。
チャドクガの幼虫を発生させないよう予防しよう!
もう二度とチャドクガを見たくない…!
そんなときは予防しましょう!
チャドクガが発生しないよう予防するためには、まずツバキやサザンカを風通し良く剪定しておくのがおすすめです。
そのうえで、薬剤を使うのが便利でしょう。
木の根元にオルトラン液剤などの薬剤をまくと、木が水と一緒にその薬剤を吸収し、木自体が殺虫成分を持つことになるため、予防としてはとても効果的です。
時期としては4月~5月と、8月の年2回。
チャドクガの幼虫が発生しやすい時期より前に行うことがポイントです。
週に1度のペースで、1ヶ月ほど行うと効果的です。
チャドクガが木に寄り付かないようにすれば、卵を産み付けられることもありません。
次の年に発生する可能性をぐっと下げることが出来ます。
毎年行うことが重要です。
まとめ
頭を悩ませる害虫被害…。
特に身近にいるチャドクガは、なるべく早めに対策を取り、発生にしないようにしたいものですよね。
発生させないためには卵のうちに見つけて駆除する、予防として餌となるツバキ科の木の根元に薬剤をまく方法があります。
チャドクガは卵にも毒針毛がついていますので、素手で触らないよう注意してください。