オオミズアオという蛾の幼虫を見たことがありますか?

青虫のような見た目でありながら毛も生えているし、触ったらかぶれるかも……でも本当にかぶれるのでしょうか?

幼虫 オオミズアオ 毒

オオミズアオの幼虫に毒はある?

オオミズアオの幼虫は綺麗な緑色をしていて節くれだってとげとげとした形をしており、その突起の先から毛がまとまって生えています。

毛がなくて体色が緑色の蝶や蛾の幼虫のことを青虫と呼ぶというのが通説のようですが、そういう意味では青虫と呼ぶべきか毛虫と呼ぶべきかと言われると毛虫寄りで分かれるのではないでしょうか。

大半の毛虫は毒々しい色をしていて棘に触れると皮膚がかぶれて炎症を起こしてしまうため触ってはいけないとされますが、このオオミズアオの幼虫の気は触っても毛虫のように酷くかぶれるということは基本的にありません。

ただ肌が弱い人はその限りではありませんので、触っても絶対大丈夫という訳ではないと言うことを承知いただいた上で必要のないタッチは控えましょう。

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それ以外はある?

刺さると見た目以上に痛いとか、毒以外に心配な点があるとかそういった報告もないようです。

またオオミズアオと同じヤママユガに毒をもつ種類は居るのかどうか調べてみたところ、中南米の熱帯雨林に生息するベネズエラヤママユガという種類の幼虫が非常に強い毒を持っていることがわかりました。

ベネズエラヤママユガの幼虫はかなり刺々しい見た目をしていて、現地でついたあだ名はアサシンキャタピラー、毒はガラガラヘビやマムシのようなクサリヘビ科と同じ、出血毒で組織が次々と破壊され血が止まらなくなり、運が悪いと腎臓にまで大きなダメージを及ぼされます。

最悪、人間でさえ帰らぬ人になってしまうことも……。

「オオミズアオが属するヤママユガ科に毒毛虫はいません」と言おうと思って調べたら、大変な虫を発見してしまいました。

ですが繰り返し申し上げまオオミズアオの幼虫にはそんな大変な毒はありません。

ご安心下さいね。

まとめ

棘があってもなくてもかぶれるときはかぶれますので不要なリスクは犯さないのがベターというのは他の虫にも言えることです。

虫が嫌いな人はそもそも触らないですし好きな人は多少かぶれる危険があっても触ると思えばあまり意味のない警告ですよね。

すにオオミズアオの幼虫にはそんな大変な毒はありません。

ご安心下さいね。

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