ナミアゲハの幼虫は4齢幼虫までが黒い体をしていて、5齢幼虫からはがらっと違う姿に変身するって知っていましたか?
5齢幼虫の方が4齢幼虫までよりも長い期間その姿でいるのかもしないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際のところはどうなっているのでしょうか。
ナミアゲハの幼虫が5齢で居る期間はどれくらい?
蝶や蛾の幼虫の成長の速さは生育環境の温度によって決まるため、地域や季節によって大きな差が生じます。
それが理由ではっきりとした長さを明言することはできないのですが、ナミアゲハの幼虫が5齢幼虫である期間は大体1週間から2週間ほどです。
大体幼虫全体のスパンが4~6週間なので5齢でいる期間は全体的に見るとあまり長いとは言えませんね。
成虫の寿命も約1~2週間と言われているので同じくらいと言えますが、幼虫で居る期間は暑いほど短いのに対して成虫の寿命は暑いほど短いわけではないと予想されます。
もしかしたら寒い方が短命かもしれないことも考えると同じというより寧ろ正反対で反比例しているのかもしれませんね。
5齢以外の期間
卵で居る期間が3~4日と言われています。
気温が高いほど成長が早く、とても暑い時期だと4日や5日くらいの期間で脱皮を繰り返しあっという間に成長していきますが、脱皮をする度に少しずつ次の脱皮までの期間は伸びていきます。
蛹でいる期間は2週間ほどで、総括して卵から成虫になるまでは1ヶ月半から2ヶ月くらいかかります。
秋頃などの寒い時期になるとそれぞれ一齢幼虫、二齢幼虫で居る期間が十日から二週間ほどに伸びて、脱皮する間隔が一番早い時と比べると2倍弱まで長くなります。
まとめ
春の方が夏より発生にかかる時間が長く個体も小さいなど、成長までの時間の長さを変えながらアゲハチョウは年に2~5回ほど発生します。