キアゲハの幼虫は脱皮を繰り返して、蛹になり、そして成虫へとなります。
前蛹状態というのは、その名前の通り蛹になる前の準備のことをいいますが、どのようなことをするのでしょうか?
またどのくらいの期間続くのでしょうか?
キアゲハの幼虫が前蛹になるまでにかかる期間は?
キアゲハの幼虫を見たことがあるという人も多いでしょうが、いきなりキアゲハの幼虫は蛹になるというわけではありません。
キアゲハの幼虫は、セリ科の植物の葉などを食べて、少しずつ成長して行きます。キアゲハの幼虫が蛹になる前には体の中の余分な水分を体外に排出すると言われています。
そのため、糞が湿っているという場合にはこのような蛹になるための準備を行なっているという風に考えることができるでしょう。
キアゲハの幼虫は蛹になる前には、蛹になるための安全な場所を求めて移動していきます。
そして、場所が決まると動かなくなります。
自宅で飼育しているという人の場合には、いきなり動かなくなったので、心配だということで無理に触ろうなどとする人もいるかもしれませんが、絶対にやめましょう。
キアゲハの幼虫は前蛹状態が1日~2日続き、そのあと蛹へとなっていきます。
蛹になった後は、羽化するまではそのまま蛹の状態のままになります。
羽化する時期やその期間というものは、それぞれの環境によって異なると言われています。
春先などに羽化するという場合もありますし、夏に羽化するということも多いようです。
1年に何度か羽化時期があると言われています。
このように、キアゲハだけでなく蝶の幼虫という物は段階を踏みながら成虫へとなっていきます。
いきなり、蛹になって羽化するわけではありません。
自宅で、キアゲハの幼虫を飼っているという場合には、キアゲハの蛹がしっかりと羽化するまでは温かく見守ってあげるようにしましょうね。
まとめ
キアゲハの幼虫は段階ごとに成長していきます。
いきなり蛹になるということはありません。
キアゲハの幼虫は前蛹状態というものが1日~2日続いたあと、蛹へとなります。
そして羽化するまではそのまま蛹の状態のままで過ごすということになると言われています。