黒地の翅に白い斑紋が特徴のゴマダラチョウ。
良く見ると綺麗なチョウで子供の頃に幼虫から育てたなんて人もいるかと思います。
ゴマダラチョウの飼育での醍醐味と言えば他のチョウでは見られない『飛び方』だと思います。
他のチョウはヒラヒラと一生懸命に翅を羽ばたかせて飛ぶけどゴマダラチョウは鳥と似ていて滑空するように翅を広げて飛ぶ珍しい飛び方をするので人気も高いですよね。
でもゴマダラチョウは年に2回、春と秋に孵化しますが冬はどうなのか?
そこでゴマダラチョウの越冬について調べてみました。
ゴマダラチョウの幼虫はどう越冬するのか?
黒地の翅に白い斑紋で口が黄色いストローを持っている特徴があるゴマダラチョウ。
その飛び方が他のチョウと違うので、密かな人気がありますよね。
年に春と秋に2回ほど発生しますが秋に孵化した幼虫はどの様に生きて行くのか?
ゴマダラチョウは一般的に年に2回の発生がありますが暖かい地域だと3〜4回と多くなります。
だいたいは越冬した幼虫が翌年の5月前後に羽化して産卵をし2回目の発生で産卵されたのが翌年の春に羽化をすると言う流れが多く見られます。
またゴマダラチョウには春型と夏型があり一般的には春型の方が小さい個体が多く見られますがゴマダラチョウは夏型より春型の方が大きいと言われています。
気になる越冬の方法ですがゴマダラチョウの越冬は実にシンプルなんです。
シンプル過ぎて探しきれない場合が多く見られますが良く探すとたくさん見つける事ができます。
ゴマダラチョウの越冬は幼虫のまま越冬するのですが緑色をしていた体色が徐々に周りの色と同化して灰色や薄茶色と言った落ち葉と似た色に変色していきます。
そしてエノキの葉が枯れて落ちると同時にゴマダラチョウの幼虫もエノキの葉について一緒に落ち、落ち葉の下で越冬をするとされています。
落ちたエノキの葉の下で越冬して暖かくなる春頃に羽化して行くとされています。
そうして羽化した春型のゴマダラチョウは夏型より大きくエノキの新芽が出た頃に産卵をすると言われています。
もし、越冬しているゴマダラチョウを見たり育てたいと考えているなら枯れて落ちてくる頃にエノキを探して根元にある落ち葉をしっかりと観察して見ると越冬中の幼虫に出会うかも知れません。
まとめ
ゴマダラチョウの幼虫はエノキの葉が枯れて落ちる頃に一緒に落ちて冬はエノキの葉に隠れて越冬しています。
もし越冬中の幼虫が欲しいならエノキを探してみると見つけられるかも知れません。