繁殖能力の強い種の生き物は外敵も多いと考えるのが普通だと思います。

外敵が多いから子孫を残す為に多くの卵を産まなければ絶滅してしまいます。

ですが中には厄介なものもいて外敵が少ないのに繁殖力が強い生き物も存在しています。

それは〝アメリカシロヒトリ〟です。

アメリカと言う文字が入っているだけに文字通り外来種のガです。

そんな繁殖力の強いアメリカシロヒトリはいつ頃、発生が増えるのか知ってますか?

そこでアメリカシロヒトリが発生する時期について調べてみました。

幼虫 アメリカシロヒトリ 発生時期

アメリカシロヒトリの幼虫が発生する時期はいつ?

アメリカシロヒトリは本州・四国・九州に毎年と言ってもいいほど目にする蛾ですよね?

毒毛針を持たないので触っても人への害はありませんが体に生えている毛を見ると触りたくは無いですよね?

出来る事ならどっかへ行って欲しい…

そう思いませんか?

そもそもアメリカシロヒトリはいつ頃から発生してくるのか知っていますか?

ちょっと発生する時期についてまとめてみました。

毎年、目にするアメリカシロヒトリですが発生する時期はいつなのか?

年に1度だけなのか何度もあるのか?

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アメリカシロヒトリは一般的に春と秋に発生すると言われています。

最初は6月から7月の中旬くらいの間に1回目の孵化を迎えます。

次に8月頃から9月くらいの間に2回目の孵化をします。

年の平均気温が12度以上の地域では3化もあると言われており恐ろしい繁殖力をみせています。

名前を見たら分かるように元々は北アメリカ原産の蛾で日本へ輸出されるものと一緒に日本へ来たと言われており日本には天敵が少ないのも大量に発生の原因なのかも知れません。

アメリカシロヒトリが生息する場所として多く見られるのが桜ですよね?

桜が食害される話は良く聞くと思いますが他にもあります。

ウメ・カキ・クルミなどにも多く見られ食害に遭います。

産卵期は2回あり7月頃と9月頃の2回です。

9月に羽化したものが卵のまま越冬し翌年の6月頃に孵化します。

春に孵化したものはそれほど多く感じる事が無いのは捕食者の成長する時期と重なっているからかも知れません。

幼虫は蜘蛛の巣の様な糸の中で暫く過ごしますので駆除するならこの時期でしょう。

では、どうやって見つけるのかと言うとアメリカシロヒトリは落葉樹を好むと言われています。

桜や柿、梅などの様々な木に多く見られます。

1つの巣の中に数十匹ほど居て葉の裏を食べる為、健康な葉っぱに比べて透き通って見えます。

なので比較的、発見しやすいでしょう。

まとめ

アメリカシロヒトリの発生時期について紹介しましたがどうでしたか?

今回のことをまとめると春と秋に発生し、春より秋の方が大量発生すること。

落葉樹を好む習性があり、孵化した時は集団生活をするなどがあげられます。

発生時期としては春と秋の2化が多いですが年の平均気温が12度以上の地域なら3化をする事もあると言われています。

3化すると越冬した後の春になったら2化の地域より大量に発生するかも知れませんね。

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