キャベツ畑でよくモンシロチョウの姿を見かけると思いますが、それはモンシロチョウがキャベツが好きだからです。
ではなぜモンシロチョウはキャベツが好きなのでしょう?
そしてモンシロチョウの幼虫であるアオムシ(芋虫)はなぜキャベツを食べるのでしょうか?
そしてアオムシの他の種類の芋虫もいるのでしょうか?調べてみましょう。
キャベツに付く芋虫の種類
芋虫としてはモンシロチョウ、コナガ、ヨトウムシ、ハマダラノメイガがいます。
モンシロチョウの幼虫はアオムシですがアオムシもキャベツを食べてしまう害虫となります。
ちなみにモンキチョウはマメ科の植物を食べるのでモンキチョウとは食性が違いモンシロチョウとモンキチョウが同じ場所で飛ぶのを見たならばその場所にはアブラナ科の植物とマメ科の植物が混在するはずです。
コナガは体長が1cmほどの芋虫でキャベツ以外にもアブラナ科の植物ならなんでも食べ、成長スピードが速く温暖地なら年間に10回以上も発生し、寒冷地では年間5回以上発生する重要害虫です。
ヨトウムシはヨトウガの幼虫でキャベツの他にも豆、ほうれん草、レタス、ごぼう、じゃがいも、なす、ピーマン、トマト、ネギ、きゅうり、にんじん、いちご等なんでも食べてしまう農家やガーデニング愛好家にとってはお馴染みの害虫です。
ハマダラノメイガはシンクイムシ、またはダイコンシンクイムシと呼ばれこれも蛾の幼虫でアブラナ科の植物の葉を食べる害虫です。
芋虫がキャベツを食べる理由
蝶や蛾はその種類の食性によって産卵場所がきまり、植物から出ている化学物質に反応して産卵しているそうです。
特にモンシロチョウなどはアブラナ科の植物の化学物質に反応して産卵しているそうです。
ですからモンシロチョウの幼虫はアブラナ科の植物しか食べないのです。
まとめ
キャベツを食べる芋虫は意外とたくさんいました。
モンシロチョウを筆頭にコナガ、ヨトウムシ、ハマダラノメイガ等、アブラナ科のキャベツを餌とする芋虫はいずれも害虫なので見かけたら駆除しましょう。
しかし最近では農薬を使っていない目印としてある程度葉が食べられている方が良いキャベツという見方もあるようですが、害虫の発生の頻度によるでしょう。