秋茄子は嫁に食わすなという諺があるとおり、夏から秋にかけて美味しいナスが実りますがナスはすぐに虫食べられることでも有名な野菜です。
では、ナスを食べてしまうイモムシはどんな種類が居るのでしょうか?
調べてみたいと思います。
ナスに付くイモムシの害虫
ナスを食べるイモムシの代表格はメンガタスズメです。
メンガタスズメは北海道を除く日本、朝鮮半島、中国の東部から南部、ベトナムからマレー半島に分布しています。
メンガタスズメは特にナスが大好きで、同じナス科のトマトやジャガイモにも被害をもたらします。
しかし最近ではオオタバコガの繁殖力が旺盛なため、埼玉県ではレッドリストに入っていたりもします。
先程書いたオオタバコガは寄生植物の数が多く最近では重要害獣として毎年あげられています。
オオタバコガはヨーロッパ、アフリカ、アジア、オーストラリアの亜熱帯地域から温帯のアジアの南部まで広く分布している蛾で日本では前から生息していたものの1994年の西日本での大発生から、1996年から関東、東北の一部で発見されるようになり、それ以降は重要害虫に居続けています。
オオタバコガは産卵数も多く一度に千個から二千個を産卵します。
オオタバコガの他にもタバコガ、ヨトウムシがいます。どちらも蛾の幼虫です。
タバコガはオオタバコガに極めて近い種類の蛾ですがオオタバコガに比べて繁殖力が低く、寄生植物も限られています。
ヨトウムシはヨトウガの幼虫でこの幼虫も寄生植物が広範囲です。
ナスに付くイモムシに効く農薬
オオタバコガに効く農薬
- マッチ乳剤
- トルネードDF
- スピノエース顆粒水和剤
- マトリックフロアブル
- アファーム乳剤
- フェニックス顆粒水和剤
- プレパゾンフロアブル5
- アニキ乳剤
など
ヨトウムシに効く農薬
- ノーモルト乳剤
- マトリックフロアブル
- ファルコンフロアブル、アファーム乳剤
- アニキ乳剤
- フェニックス顆粒水和剤
- プレパゾンフロアブル5
- トルネードエースDF
- プレオフロアブル
など
まとめ
ナスを食べるイモムシは、メンガタスズメ、オオタバコガ、タバコガ、ヨトウムシ等です。
メンガタスズメは場所によってはあまり見られないようですが、オオタバコガ、タバコガ、ヨトウムシ等と同じく害虫には違いありませんので、防除と駆除をしっかりやりましょう。
蛾を近づけないようにさせるのと、イモムシを見かけたら迅速に駆除を行いましょう。