日本中には色々な蛾がいますよね。
イモムシだったり毛虫だったりと幼虫期を過ごしてから成虫になっていきます。
これが一般常識だと思いますが蛾の世界にもどうやら例外と言うものがあるらしく一般的なイモムシや毛虫とは違った形をして幼虫期を過ごす蛾の幼虫がいます。
それは『シャチホコガ』です。
蛾の幼虫の常識を覆してしまうビジュアルをしたシャチホコガの幼虫は一体、どんな意味を持って変わったビジュアルをしているのか?
そこでシャチホコガの幼虫の擬態について調べてみました。
シャチホコガの幼虫が擬態する理由とは?
蛾の幼虫と言えば一般的にイモムシや毛虫が普通で毛虫が大量発生したなんて話も良く耳にしますよね?
普通はイモムシか毛虫何ですが幼虫の常識を覆してしまうビジュアルを持った蛾の幼虫が居る事を知ってますか?
『シャチホコガの幼虫』
このシャチホコガの幼虫は世間一般的な幼虫の姿とはかけ離れていて初めて見る人からはエイリアンじゃないのか?
何て言葉も出てくると言われています。
そんなシャチホコガはどんな姿をしているのか?
シャチホコガとはヤガ科の近縁の小型から中型の蛾です。
幼虫は頭部・胸部・尾部を大きく反らしてシャチホコの様なポーズを取る事から名付けられたとされています。
この幼虫の見た目は脚がイモムシ類の中では異常に長く発達してる種類が多く、尾部には二本の角の様な足が常に尾を持ち上げている種類もあります。
初めて見ると2種類の生き物が合わさった様に見えリアルなエイリアンにも感じることでしょう。
シャチホコガの幼虫は一見、肉食性の強い幼虫にも見えます。
本当に肉食性が強いなら攻撃性の強いビジュアルにも納得する事が出来ますが、実はそうでもありません。
攻撃性の強い肉食の様に見えますが実はクヌギの葉を食べるのです。
攻撃性が強いどころか大人しい性格す。
その独特な見た目は頭部はクモのようで尾部は蛇の頭の様なビジュアルです。
生き物が擬態する理由は1つだと思います。
どんな生き物にも捕食する側と捕食される側と分かれています。
シャチホコガは大きな幼虫ではないので捕食される側と言えるでしょう。
なので小鳥などに捕食されやすいのですが尾部を頭の様に見せる事で急所である本当の頭部が守られます。
また頭部の方から狙われても威嚇する為に頭部の方も反り上がりますが胸部に目玉模様が出てきます。
大きな目には鳥も驚く効果があると言われています。
まとめ
シャチホコガの幼虫は攻撃性が強そうな見た目で擬態をし捕食されない様にしていると言われています。
成虫になってもシャチホコガの仲間には枯葉に擬態する個体もいます。
生まれ持っての生きていく為の進化なのかも知れませんね。