アケビコノハを飼ってみたい、という方はきっとアケビコノハの成虫の姿も幼虫の姿も既にご存じだと思います。
ですので今回はアケビコノハを飼育する際の独特の注意点を軽めにお伝えしていきますね。
アケビコノハの幼虫の基本的な飼育法
基本的に蝶や蛾の幼虫の飼育に必要なのは、幼虫を外敵から守りながら幼虫がどこかへ行ってしまわないようにするための虫かごと餌になる葉っぱだけです。
図鑑や昆虫の本などには餌になる葉を工夫して水にさして鮮度を保つといった紹介がされていることもありますが、枝をさしても倒れない小瓶や枝が縦に入るほどの大きさのケースや水の中に幼虫が落ちないようにするための脱脂綿などを用意するのは大変です。
何よりアケビコノハの場合は体が大きくエサを食べる量とスピードがすごいのでケースいっぱいに葉っぱを入れても足りないくらいです。
なのでそういった面に気を遣う必要はありません。
アケビコノハの幼虫のエサと注意点
アケビコノハはその名の通りアケビの葉を最も好んでよく食べますが、ムベという植物もよく食べます。
ムベが自生しているのは関東以西と言われているので見たことがないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
先程も言いましたがとにかく大食漢なので、餌を切らせないようにすることが大切です。
また上手に蛹になってもらって羽化まで漕ぎいてもらいたいと思ったら、極度の高温多湿を避けるなど温度や湿度も適当に良く保ちましょう。
また蛹化のときには葉を糸でくるくると巻いてその中で蛹化するのですが、二匹以上を飼育している場合には餌が足りなくなった場合に他の幼虫が蛹化に使っている葉を食べてしまったり、餌が足りなくなると喧嘩を始めてしまうこともあります。
とにかく葉切れに注意して、それから幼虫が病気になってしまわないようにフンをこまめに取り除いてあげましょう。
まとめ
アケビの葉をめちゃくちゃ食べる、葉を巻いて蛹化するという点以外は普通の青虫です。
飼育もそれほど難しくはないでしょう。
ただ採集できる場所がそう多くはないみたいです。