ブロッコリーを栽培している方の中で、青虫やその他の害虫にブロッコリーを食害されて悩んでいる方は大勢いると思います。
ブロッコリーだけではなく植物を育てていく中で害虫とは切っても切り離せない密接な関係にあると言えますが、様々な害虫対策をする事でより気持ちを楽にブロッコリーなどの食物を育てる事ができます。
ブロッコリーに住み着く青虫への対策とは?
ブロッコリーを青虫やその他の害虫から守るために、まず青虫の発生時期を知っておかなければなりません。
青虫の主な発生時期は春先から夏の終わりまでという暖かい時期に発生します。
そして青虫というのはモンシロチョウの幼虫であり、全長わずか3cm程しかないものの集団でアブラナ科であるブロッコリーの葉やつぼみを食べていきます。
青虫が発生すると分かっている時期にはブロッコリーを覆うような防虫ネットを被せる事をおすすめします。
できれば春になる前に防虫ネットを被せ、モンシロチョウなど成虫の飛来を避けましょう。
また、こまめにブロッコリーの葉やつぼみとつぼみの間などを見回し青虫の卵を見つけ次第ブロッコリーから引き離す事も得策と言えます。
青虫を追い払う!ブロッコリーに必要な農薬の種類
ブロッコリーや植物に農薬を使う事にあまり良い印象を持っていない方もいるとは思いますが、全てが悪い訳ではありません。
農薬を上手に使う事によって青虫やアブラムシといった害虫からブロッコリーを守る事ができるのです。
そして、容量や頻度を守っていれば農薬が私たちの体を苦しめる事はありません。
薬剤にはそれぞれタイプがありますが、虫対策スプレータイプの薬剤の場合、このスプレー1本で害虫からブロッコリーを守るには多少厳しいという意見もあります。
ですので、土に撒くタイプの農薬を使う人が多い様です。
この土に撒くタイプの農薬の中で最も知られているものが「オルトラン」と呼ばれる農薬ではないでしょうか。
ブロッコリーを蝕む青虫にはオルトラン!
オルトランという農薬は主に液状化したものを散布する場合と粒子型の固形物を土に散布する場合があります。
どちらも実際に行った試験では優秀な結果を残しており、ブロッコリー農場の方から家庭でブロッコリーを栽培しているという方まで1度は耳にした事があると思います。
しかし、オルトランの粒剤にはひとつ気をつけなければならない事があります。
それは雨です。
オルトラン粒剤は水に溶けやすく、雨に当たると溶けて効果を減少させてしまうため夏前の梅雨の時期などは粒剤ではなく水和剤の方を使う事をおすすめします。
粒剤を散布する際は、土の表面に撒く場合の他、苗を植える前に土と混在させる使い方もあります。
そして、オルトランを散布する事により青虫などの害虫は姿を消し、ブロッコリーへの害を少なく留めてくれる役割を果たしてくれるのです。
まとめ
農薬を散布せず、なお青虫にも食害されずにブロッコリーを育てる事は極めて難しいです。
しかし、その被害をなるべく小さくする方法はあります。
ひとつひとつ、農薬や青虫などの虫に対する知識を深め美味しいブロッコリーを育てましょう。