人が好き嫌いの多い植物には色々あると思うのですがパセリもその一つですよね。
パセリはセリ科の植物なのですが、ニンジンもセリ科の植物なのです。
ニンジンは小さいお子さんだと好き嫌いの多い野菜の一つに入ってきますね。
人では好き嫌いが多い植物でも昆虫の世界ではパセリが大好きな昆虫もいます。
パセリが大好きと言うよりパセリしか食べられないといえば大袈裟なのですが、それに近い昆虫がいます。
パセリを食べる昆虫とは何なのでしょうか?
調べて行きたいと思います。
パセリに付く青虫は蛾なのか?
パセリに付く蝶、蛾の幼虫の筆頭はヨトウガの幼虫です。
ヨトウガの幼虫は夜行性で植物を食べるため夜盗蛾(ヨトウガ)の名前が付きました。
ヨトウガの幼虫はパセリの他にもアブラナ科、マメ科、アカザ科、キク科、ナス科、ユリ科、ウリ科、バラ科の植物も食べる非常に食性が多い蛾なので農家やガーデニング愛好家には嫌がられている幼虫です。
ヨトウガの幼虫は産卵時は2mmくらいですが、老齢幼虫になると4cmから5cmの大きさになります。
そして、土の中で蛹になり成虫となります。
蝶の中ではキアゲハの幼虫がパセリを食べます。
キアゲハの幼虫はセリ科の植物しか食べません。
キアゲハの幼虫は最後の老齢期には緑色と黒の縞模様をしていて単独で見れば非常に目立つ模様をしていますが、自然化では防護色になっていると思われます。
パセリの青虫対策
パセリの青虫対策としては、
- 蝶や蛾がパセリに産卵する前に防虫ネットでパセリに寄せ付けないようにする
- 卵、青虫を見つけたら即座に駆除をする
- 防虫剤をかけておく
上記が有効な対策です。
キアゲハは薬が塗られていると寄って来ませんし、幼虫に至っては薬が塗られているパセリを食べるとすぐに居なくなります。
まとめ
パセリが好きな青虫はヨトウガの幼虫とキアゲハの幼虫でした。
ヨトウガの幼虫は重要害虫にも指定されている害虫です。
繁殖力も高く食性も多様なので見つけたらすぐに駆除しましょう。
キアゲハの幼虫はセリ科しか食べない食性なので卵を見つけたら潰してしまえば害はでません。
観察ように採取する場合は飼育籠などに移して観察しましょう。