青虫がつく野菜といえばキャベツ、というイメージは世間に根強く浸透していますよね。

ですがそんなキャベツと一緒に植えると虫除けができるといわれているレタスにも、天敵となる虫が居るのです。

どんな虫だかぱっと思いつきますか?

青虫 レタス 種類

レタスにつく青虫の種類はある?

青虫という言葉は学術的な分類を示す言葉ではないのでこれといった定義はないのですが、一般的には蝶と蛾の幼虫を芋虫と呼びその中で色が緑色のものを青虫と呼ぶそうです。

アゲハチョウの幼虫は柑橘類の葉を食べてモンシロチョウの幼虫はアブラナ科の植物の葉を食べるなど青虫にはこの種類の葉を食べるという食性があるのですが、そういう意味合いではキク科のレタスにつく青虫はほとんどいません。

レタスにつくのはあさ黒い色をした芋虫が多いです。

代表的なものでは、オオタバコガ、ハスモンヨトウ、ヨトウガ、ウワバカブラヤガなどの幼虫がレタスの葉を狙ってやってきます。

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また大体の例に出したような青虫は親である蝶が直接幼虫の餌になる葉の裏などに産卵することから生まれた幼虫がそこから移動する必要がないため、レタスに青虫を見かけない一因にもなっていますね。

ヨトウガの幼虫であるヨトウムシは野菜を栽培している人にとってはある意味青虫以上の天敵です。

というのも、ヨトウムシは食性が広く色々な野菜を食べてしまうため、レタス以外の野菜にもたくさんやってくるのです。

また日中は地中にいて夜に現れることや、親が一度に卵をたくさん産むため一気に大量発生することなどからも、野菜を育てる人達からは目の敵にされています。

またオオタバコガも広食性の虫で名前の通りナス科のタバコの葉も食べてしまいます。

こちらは他の虫に比べると防除剤が効きづらい上に幼虫は植物の内側に入りたがる性質があって、野菜の茎や可食部の内側から見つかつことが多く除去しづらい上にせっかく育てたトマトやナスが台無しになっていたということがあることから、やっぱり多くの農家の人から恨まれています。

まとめ

繰り返しになりますが芋虫の中で体色が緑色のものが青虫、というのは俗説であってこれが絶対正しいというものではないということをご了承くださいね。

ヨトウムシはアブラナ科の植物も食べるのでキャベツにもやってくるわけですが、そうなると青虫とヨトウムシのダブルパンチにキャベツは耐えられるのでしょうか……。

人が食べてもおいしいんですから、虫が食べてもおいしいですよね。

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