仕事から夜に帰宅している最中に家の近くで大量発生した黒く小さいイモムシを見た事はありませんか?
昨日までいなかったのに今日になって急に大量に居たらビックリしますよね。
虫が苦手な虫嫌いの人なら発狂してしまう事でしょう。
でも、この黒く小さいイモムシって何の幼虫か?
辺り一面に広がる黒い影がより一層、恐怖感を与えると思います。
この黒く小さなイモムシは成虫になったらどんな虫なのか?
人に害を与える虫なのか?
気になりますよね。
そこで小さく黒いイモムシについて調べました。
良く見る黒い小さい芋虫は何の幼虫?
帰宅途中に見つけた急に大量発生した黒い小さなイモムシは何の幼虫なのか?
数匹や数十匹の数ならそこまで気にならないけど塀の色が明らかに変わっているくらいの数を見たら離れたくなりますよね。
一体、何の幼虫なのか?
黒く小さなイモムシは『マイマイガ』か『カブラハバチ』の可能性が高いと言われています。
どちらも黒く小さなイモムシなので暗い場所だと判断が難しいと思います。
明るい場所だとマイマイガの幼虫は毛が生えている〝ケムシ〟と呼ばれるものなので見分けられるでしょう。
ではマイマイガとカブラハバチの違いを見てみましょう。
マイマイガは漢字で書けば舞舞蛾と書き英名ではジプシーモスと呼ばれています。
ジプシーモスなんて何かカッコいいですよね。
分布は北アフリカ・ヨーロッパ・アジア・北アメリカ東部に広く分布する汎存種です。
地域によって多数の亜種に分類され日本産種も4〜5亜種に細分化されてます。
成虫は性的二形でオスは2〜5cm、メスは5cmから大きな個体だと倍くらい大きな個体もいると言われています。
マイマイガの幼虫は誰が見ても分かるケムシです。
幼虫の頃は小さく黒いケムシなので近くで見て毛がある事に気付くと思います。
マイマイガはドクガ科に分類されていますが人には、ほとんど害はないとされています。
ですが1齢幼虫には僅かに毒針毛があり、うっかり触ってしまうと肌がかぶれてしまい痒みを覚えます。
カブラハバチの幼虫は黒く小さなイモムシです。
マイマイガとの見分け方として毛があるのか無いのかで見分けられます。
カブラハバチは草食タイプの蜂の仲間でカブ・小松菜・大根・チンゲンサイなどの葉っぱを食べて成長していきます。
幼虫は1〜2cmほどの黒いイモムシで大根の葉っぱなど良く見るのでは無いでしょうか?
孵化した幼虫は柔らかい葉っぱを主に食べ、大量発生した時などは葉っぱの筋を残していたりする事もあります。
マイマイガの幼虫とカブラハバチの幼虫の違いとしては毛があるか無いかで分かります。
マイマイガは1齢幼虫の時に毒針毛がありますので駆除の為だとしてもむやみに素手で触る事は避けましょう。
まとめ
急に大量発生した黒い小さなイモムシはマイマイガかカブラハバチの幼虫が多いかと思います。
毛があったらマイマイガ、毛が無ければカブラハバチと覚えやすいですよね。
もし、黒い小さなイモムシを見つけたら毛があるかどうか確認してみて下さい。