芋虫は様々な種類のチョウやガの幼虫の総称だとされており、体色もカラフルな芋虫から真っ黒い芋虫まで様々のようです。
今回は黒い芋虫について、主な種類を調べてみました。
黒い芋虫の種類とは?
日本においてよく見られる黒い芋虫の種類は主に2種類だとされています。
ひとつはカブラハバチと呼ばれるハチの仲間の幼虫で日本各地に広く分布し、アブラナ科の野菜によく寄生している害虫の一種のようです。
もうひとつは、セスジスズメと呼ばれるガの仲間の幼虫で、色々な農作物を食べてしまう害虫と言われています。
カブラハバチの幼虫について
カブラハバチの幼虫は、体色が真っ黒で、大根やカブなどに寄生して、葉っぱの部分を主に食べてしまうと言われています。
体長は2センチに満たない小さいサイズで、ナノクロムシと呼ばれたりもしているようです。
平地では春と秋、高冷地などでは夏によく発生すると言われており、特に有機栽培の野菜を好んで寄生するとされています。
一度寄生してしまうと、小さい身体で野菜の奥深くに潜り込んでしまうため、薬剤散布でも退治できないことが多いようです。
毒はもっていない芋虫ですが、野菜への被害や見た目から忌み嫌われているようです。
セスジスズメの幼虫について
次に多いのがセスジスズメの幼虫と言われています。
セスジスズメも日本各地に分布しており、サトイモやサツマイモなどの葉っぱを好んで食べるとされています。
セスジスズメの幼虫は非常に成長スピードが速いとされ、農作物を食い荒らすスピードも速いと言われています。
数日で畑の農作物全てが全滅してしまったケースもあるようです。
体長は8センチ以上にもなる大きな芋虫と言われており、芋虫の中でも大型の種類とされています。
まとめ
黒い芋虫で、主な種類のカブラハバチの幼虫と、セスジスズメの幼虫について調べてみました。
どちらも害虫とされており、農家さんにとっては悩みの種のようでした。
特にセスジスズメは身体も大きく、食べる量やスピードも速いため、見付けたらすぐに駆除するのが好ましいようです。