暖かくなってくるとチョウやガなどが飛び始める時期を迎えますよね。
『あぁ…もうそんな季節なのか…』
そう感じると思います。
出勤する時や公園などで昼休みを過ごしているとあちこちでモゾモゾと歩くイモムシを目にする事がありますよね?
小さなイモムシもいればゴロゴロと大きなイモムシと色々な種類がいます。
中でも黒い色をして細長くピンとした尻尾のイモムシを見た事ありませんか?
どんな種類のイモムシなのか?
そこで黒い色をしたイモムシの種類について調べてみました。
黒いしっぽをした芋虫の種類とは?
比較的、大きめな家庭菜園や農園などをしていると目に付くのが『イモムシ』ですよね。
せっかく育てた農作物を穴あきにさせてしまう厄介な奴だと思います。
そんなイモムシの中でも黒い色をしたイモムシを見る事がありませんか?
体色は黒くお尻の方に細長くピンと伸びた尻尾の様な物があるイモムシの種類は何なのか気になりますよね。
あれは『セスジスズメ』の幼虫なんです。
スズメガの仲間で町の中でも最も多く見られるスズメガです。
成虫はハングライダーの様な翼の形をしていて前翅には暗褐色と肌色の帯が入って背中には2本の肌色の筋が縦に走っています。
セスジスズメの幼虫は一般的に見られるイモムシ体型をしており基本的に体色は黒く黄色やオレンジ色の眼の様な模様が側面に見られます。
幼虫は農作物の葉を食い荒らす害虫として知られており成長するスピードも早いと言われています。
数日で倍以上にもなると言われており成長していくにつれて多くの葉を食べるので農家には深刻な問題です。
主にヤブガシラ・ノブドウ・ホウセンカ・サトイモ・サツマイモなど全国にある色々な葉を食べると言われています。
発生する時期としては初夏から秋にかけて発生を繰り返し幼虫の時期は特に食欲も旺盛で農作物を作っている所などに大量に発生すると数日で畑が全滅してしまう事もあると言われています。
ですから見つけたら駆除するなどの注意が特に必要になってきます。
セスジスズメの幼虫には尻尾の様な尾角があり一見、頭の様にも見えますが頭は逆の方なんです。
歩くときに尾角を横に伸ばし周囲を探りながら進むと言われています。
大型のイモムシで、幼虫時期も終齢になると体長が80mmを超える個体もいるので少し離れた場所から見てもみつけやすいのが特徴です。
まとめ
日本全土で見られるセスジスズメの幼虫は成長も早くイモムシとしても大型のイモムシです。
遠目で見てもみつけやすいイモムシですので自宅で家庭菜園をしていたり農作物を作っているなら早めに駆除してあげましょう。