芋虫とはガやチョウの幼虫の総称とされています。

多くの芋虫は移動も遅く、飛んで逃げるといった回避行動がとれないため、鳥などの天敵から身を隠すために、身体の色を木や葉っぱの色に似せて隠れる種類が多いと言われていますが、中にはかえって目立つ色を体色にした幼虫もいるそうです。

あえて冒険をしてしまった身体の白い幼虫について調べてみました。

芋虫 種類 白

芋虫で白い体色をした種類は?

白い芋虫で有名なのは、カブトムシの幼虫ではないでしょうか。

カブトムシは木の皮の裏などに卵をいくつも植え付けて、幼虫が卵から孵ると、木の根元に落ちて地中に潜ると言われています。

その他、身体の色が白い芋虫は、チャイロキリガの幼虫やシラカバナガタマムシの幼虫、ニトベエダシャクの幼虫などがいるようです。

カブトムシの幼虫以外は真っ白と言うよりも、やや緑がかった白色をしていると言われており、これは食べる葉っぱの種類によって大きく異なってくるとされています。

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なぜ見つかりやすい白い芋虫が存在してるのか?

芋虫は土の中や木の幹、葉っぱの上などで生息しているため、殆どの種類は茶色や緑色など、自分の存在が紛れるような体色になっているとされています。

そうした性質に逆らってまで体色を白くしているのは幾つかの説があるようです。

カブトムシの幼虫のように、土の中で成長していくタイプの芋虫は、擬態する必要がないため、色素を作る栄養を成長や生命維持に回していると言われています。

葉っぱや木の幹で生活している白い芋虫は、逆に、白く目立たせることによって、鳥の糞や樹液などに擬態して外敵から身を守っているという説があるようです。

まとめ

白い芋虫の種類としてはカブトムシの幼虫が有名で、その他チャイロキリガやシラカバナガタマムシの幼虫などが挙げられるようです。

それらの芋虫が白い理由としては、体を白くすることで鳥の糞に擬態しているという説や、そもそも地中に居るので体色で擬態する必要がないとする説などがあるようです。

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