小学生の宿題で昆虫の観察がとりあげられると思いますが、一般的な昆虫の観察と言えば蟻か蝶ではないでしょうか?
蝶の観察の場合観察しやすでいえばモンシロチョウが一般的だと思います。
では、モンシロチョウの幼虫は何処に行けば採取出来るのでしょうか?
そしてモンシロチョウの幼虫と同じような形をした他の虫の幼虫はいないのでしょうか?
調べてみたいと思います。
モンシロチョウの青虫の見分け方
モンシロチョウの幼虫はアブラナ科の植物に住んでいます。
アブラナ科の植物にはキャベツ、菜の花、大根等がありますが、モンシロチョウを見つけやすいのはやはりキャベツ畑でしょう。
キャベツ畑がない場合は菜の花があるところに行けばモンシロチョウの幼虫が居ると思います。
モンシロチョウの幼虫は青虫と呼ばれる緑色の芋虫ですが、モンシロチョウの幼虫によく似た幼虫が同じ植物に住んでいることがあります。
コナガの幼虫とオオモンシロチョウの幼虫です。
見分け方は、オオモンシロチョウの幼虫はモンシロチョウの幼虫より、ややくすんだ緑色をしていて、背の部分には黄色い縞模様、胴の部分には黒い斑紋があります。
モンシロチョウの幼虫は綺麗な緑色一色です。
コナガの幼虫は動きがシャクトリムシのような動きでモンシロチョウの幼虫より動きが速く、大きさが1cmくらいになると繭を作ります。
当然モンシロチョウの幼虫は繭は作りません。
モンシロチョウの青虫の大きさ
モンシロチョウの幼虫の大きさは、卵から孵化したきは3mmから5mmです。
その後蛹になるまでに4回成長して蛹になる前の幼虫の大きさは4cmから5cmになります。
蛹になるまでに卵から孵化したばかりの幼虫の大きさから10倍の大きさになります。
まとめ
モンシロチョウはアブラナ科の植物に3月から10月にかけて産卵して青虫が産まれます。
アブラナ科の植物にはモンシロチョウの幼虫によく似たオオモンシロチョウの幼虫やコナガの幼虫がいます。
見分けるには体の模様や動きを見て違いを知ることができます。
モンシロチョウの幼虫を採取したいときはアブラナ科の植物に行けば採取できるでしょう。
どうしても他の青虫と間違えたくない場合は卵を採取することも一つの方法です。