小松菜を育てたら大量に青虫がついてしまって困った、という経験をした方は少なくないと思います。

そこで小松菜についた虫の対処法を種類別にみていきましょう。

青虫 小松菜 駆除

小松菜についた青虫の種類別駆除方法!

基本的に青虫や芋虫の対策は手で駆除する、予防する、益虫を残す、農薬を使うという四点に尽きますが、駆除については極力手で除去するのが植物や他の益虫への影響もなく良いとされます。

が、それにも少し注意すべき点があります。

モンシロチョウの幼虫は素直なので食害を受けている葉の裏を見ればほぼ必ず見つけることができますが、コナガの幼虫は小さい頃は葉の中に潜り込んでしまうため、除去するには葉を丸ごと切り取ってしまわなければいけません。

そして青くないので青虫ではないのですが、ヨトウムシは日中は土中で休み夕方以降の涼しくなってきた時間帯から地表に現れ葉を食害するため、葉に虫食いはあるのに犯人が見つからないというケースも。

もし予防しきれず食害を見つけたら、まずは葉の裏をチェックしましょう。

それから青虫が居るところにはかならずフンが落ちているので、フンの量や場所からヨトウムシも予測して、他の青虫を駆除しても被害が出る場合は夕方以降にもう一度チェックしてみる必要があります。

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小松菜についた青虫を農薬で除去しても良い?

基本的には良いです。

しかし浸透移行性の農薬を使うと使用後しばらくは収獲しても食べられないため、間引きが必要な小松菜には間引いた小松菜が食べられなくなるという点では向かないかもしれません。

それからどの野菜にも言えることですが、強すぎる農薬を使うと害虫を食べてくれる益虫も居なくなってしまい、のちのちには農薬への抗体を手に入れた害虫だけが残ってしまうということもあります。

特にコナガは世界的に見ても有数の農薬に強い虫で、手作業以外の駆除は益虫に頼るところが非常に大きいです。

農薬を使ったらコナガは残ったのにコナガの天敵はみんな居なくなってしまったということも普通に起こりえますので、農薬を使う時はそういった点に留意しましょう。

まとめ

同じアブラナ科のキャベツと違い新芽を食べられて結球できなくなり株がダメになるということはありませんが、それでも新芽を食べられると痛いのは小松菜も一緒です。

おいしい小松菜は人間以外にも人気ということですね。

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