夏の日にひまわり畑に行ったことがある方も大勢いるのではないでしょうか。

ヒマワリが畑一面に花が開いているだけでも、一瞬目を奪われてしまうほどの圧倒的な存在感と黄色が綺麗に映ります。

このヒマワリにも青虫が付いてしまうのです。

青虫 ひまわり 種類

ひまわりにつく青虫の種類の代表的な物は?

ヒマワリのイメージとしては、大きくなるので、かなり丈夫で元気な印象を受けるかたも多いでしょう。

しかし、ヒマワリも自然界の一部ですから、このヒマワリに取り付く虫も当然いるのです。

代表的な虫としては、ヨトウムシとオオタバコガの幼虫です。

両方とも蛾の幼虫ですが、これにとりつかれた場合には、相当な被害が出る事になるケースが多い様です。

ヨウトムシは日中は土の中に隠れており、夜間になると活動し始めます。

若い段階での幼虫は黄緑色ですが、成長していくと段々と褐色または黒褐色になって大きさは4から5cm程度まで成長します。

若い幼虫は葉の果肉部分のみ食べるために、葉脈や表面を残す事が多いです。

成長すると葉を丸ごと食べてしまうことから被害も大きくなります。

オオタバコガは若い幼虫段階ではヨウトムシと見分けができないほど似ています。

ただ違うのが、食べる部分が違っています。

新芽やつぼみ・花・幼果などを好んで食します。

成長すると果実を中心に食べることが多いので、食害する害虫の中でも、甚大な被害を起こす害虫となっています。

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 ひまわりにつく青虫を駆除するにはどうすればいいのか?

ヒマワリに付く青虫のヨウトムシやオオタバコガの幼虫などがいますが、早めに対策を講じないと、葉や茎・実などが食いつくされてしまい、最も酷い場合では、茎まで全て食べられてしまいます。

食害侵食が早い事から、気が付いた時にはすぐに取り除くなどをしなければなりません。

ヨウトムシやオオタバコガの幼虫はどう駆除すればいいのでしょうか?

基本的には両方とも成虫の飛来防止策を講じるのが良い様です。

寒冷紗などをかける等して苗を守るのが第一です。

葉の裏に卵や幼虫が付いていないか、頻繁にチェックする。

見つけた場合には、葉ごと取り除き、植えてある場所以外で処分をする。

卵の段階で駆除できるのが一番です。

殺虫剤を使用する場合には、益虫まで駆除しないタイプの物を選ぶ。

ヨウトムシは夜間に活動するので、日中に株もとを掘って幼虫がいるかを探すのも手です。

オオタバコガの幼虫には効果がある殺虫剤が限られてしまうので、殺虫剤を選ぶときは注意する必要があります。

まとめ

ヒマワリに付く青虫の種類や駆除について紹介してきました。

ヨウトムシやオオタバコガの幼虫が代表的という事がわかりましたが、駆除方法については完璧にこれだ!という物がなく、卵や青虫を早期発見することが重要という事になります。

ヒマワリの苗が小さいうちは寒冷紗などで成虫が近づかない様にする等の対策をして、後は頻繁に葉の裏側をチェックすることでヒマワリの葉の食害を防ぐ事ができることになります。

手間暇がかかる駆除しか無いのが難点ですが、益虫まで駆除してしまうと2種類の青虫が大量発生する可能性があるので殺虫剤は液中には効果がないタイプを選んで効率よく使用するしかないようです。

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