少しでも野菜を育てたことがある人なら、キャベツを食べる主な害虫は?と聞かれて青虫と答えられる人は少なくないと思いますが、ではレタスを食べる害虫についてはご存じですか?
レタスを食べる虫の特徴をおさえて、野菜を守ることに役立てましょう。
レタスにつく青虫を駆除する方法!
まず、レタスにつく芋虫には大きく二種類があります。
ひとつはヨトウガの幼虫ヨトウムシ、そしてふたつめはオオタバコガの幼虫です。
芋虫はアブラムシに比べて数が少なく手でつまんで除去することができるため、見つけ次第ピンセットや軍手などを使いつつ一匹一匹駆除していくのが効果的とされています。
葉に穴が空いていたら、虫に食べられた!と思いますよね。
コガネムシのように葉を食べてから飛んで行って姿をくらましてしまう虫も居ますが、芋虫は基本的には餌のもとを離れていったりはしません。
穴があるところに芋虫ありだと思ってください。
それなのにあれ、芋虫が見つからない?という場合は、ヨトウムシが犯人です。
芋虫は居ないのに土の上や葉にフンが落ちていたらそれはヨトウムシのもの。
ヨトウムシは昼間は地中に潜み夜になってから活動を開始するため、昼間は見つかりません。
ヨトウムシが居るサインを見つけたら、夕方以降に地中から出てきたところを狙って駆除しましょう。
ヨトウムシは夜に駆除!とは言うものの、夜にわざわざ畑まで出向いてすべてのレタスからヨトウムシを除去するのは難しいですよね。
防虫ネットで蛾を遠ざけて産卵から防ごうにもヨトウムシは地中からやってきますから物理的に防御するのは厳しいとなると、やはり農薬に頼らざるを得ません。
農薬を選ぶときに注意したいのはなんといってもやはり安全性。
インターネットを使えば農林水産省が定める登録農薬が野菜ごとに紹介されているページがあってとても調べるのに便利です。
これを利用すれば、レタスに使っても良い農薬のリストが、どの虫やどの病気の対策に使うかまで分類された状態で調べることができます。
また各農薬の効能や使い方についても調べると紹介されていて、この種類の農薬はどのくらいの量で、いつ、何回まで使えて、他の農薬と併用できるかまでチェックすることができますので、不安な方は利用してみましょう。
農業については農家不足や今までの積み重ねの厚さなどからサポート体制が広く整っていて、特に国の農林水産省がやっているサポートについては責任の所在が明確なので民間の機関や個人や企業が運営するウェブサイトの情報を頼りにするよりも信頼性や安全性が高い、かもしれません。
まとめ
農薬はこれを使うといいですよ!といった情報は古くなりがちで、かといって使える農薬を全て紹介するには数が多すぎたので、自分で調べてくださいといった内容になってしまったことは少し心苦しいのですが、農薬を使うにはやはり自分で調べるのが一番です。
自分のニーズにあった農薬を調べて、信頼性と安全性を自己責任で厳しくチェックしてから使いましょう。
農薬の使用方法を間違えて重篤になってしまった例などはほぼありませんが、せっかく愛情込めて育てた野菜をおいしく食べたのにそれが嫌な思い出になってしまったら悲しいです。
そうならないように、万全を期して農薬を上手に使っていきたいですよね。