最近は都心近郊であまり見かけなくなってきたクスサンと言うヤママユガの仲間の蛾。

全国に色々な種類の蛾がいますがクスサンは日本全土で見られる蛾で良く栗の木がある所で多く発見されています。

栗の木を育てている農家の方には怖い存在でクスサンの幼虫が増えると大きな被害を受ける事もあります。

そんなクスサンの幼虫は毛虫で触ったら何かチクっとする感じがするけど刺してくるのか?

もし、毒などがあったら怖いですよね?

そこでクスサンの幼虫は刺してくるのかどうか調べてみました。

幼虫 クスサン 刺す

クスサンの成虫や幼虫は刺すのか?

一般的に毛虫と言えば毒を持っているから触るなって親から言われたりしたと思います。

色々な毛虫がいますが毒を持っているのは全体の約2%ほどと言われており毛虫の全てが毒を持ってる訳ではありません。

ではクスサンの幼虫は毛虫ですが毒を持っているのか?

そして刺してくるのか?

クスサンの幼虫は長い毛を持っている毛虫ですが毒性は持っておりません。

ですから刺される事はありません。

ただ、柔らかそうなクスサンの白い長い毛は成長するにつれて硬く触ると痛く感じる場合がありますので刺されたと勘違いしてしまう事があると言われています。

世間一般的に毛虫は刺して毒を撒くと言われていますが全てではありません。

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毒を持っているのは全ての毛虫の2%ほどしかいないと言われています。

ですが安心してはいけません。

2%ほどでも、それだけ数が多いから刺された事例も多くあると言うことです。

では、どんな毛虫が危険なのか刺す毛虫と刺さない毛虫をいくつか紹介します。

刺してくる毛虫にはチャドクガがいます。

体長3cmに満たないくらいの幼虫でツバキやサザンカの葉に群がるのは、ほぼチャドクガと言っても良いかも知れません。

またドクガの幼虫は桜・梅・柿・バラをはじめ多くの植物の葉を食べます。

何度も脱皮を繰り返し13〜17齢くらいになるとバラバラになり行動をします。

イラガの幼虫は独特で英語でスラッグキャピタラーなんて呼ばれ方もあります。

意味は〝ナメクジ芋虫〟で脚がほとんど無く腹面を使って歩いているのでナメクジの様な芋虫と言われています。

刺してこない毛虫にはアメリカシロヒトリがいます。

戦後にアメリカきら渡ってきた外来種の蛾。

毛虫ですが毒性は無く駆除する時も素手で触る事が可能です。

チャドクガと似ているので間違えてチャドクガの幼虫を触ってしまう事が稀にあります。

マイマイガは大量に発赤したら気持ち悪いほど多く飛び回る蛾ですよね。

幼虫は成長していくと60mmほどになる毛虫なので見た目では怖いですが大丈夫です。

クスサンは時代劇に出てきそうな名前がインパクトありますが、こちらも成長すると80mmほどになる白くて長い毛を持った毛虫で毒性があると思われがちですがクスサンに毒性は無いと言われています。

他にもまだ居ますが刺してくる毛虫の多くはドクガが多い様に見えます。

大丈夫だろうと思って触って怪我をすると危険ですので分からない場合ほ触らない様にしておきましょう。

まとめ

毛虫の種類はたくさんあり似たような毛虫も実は多く存在します。

毒性の無い幼虫だと思ったら実は刺してくるなんて事もありますので直接触らずに火鋏やピンセットなどを使うと良いと思います。

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