オオミズアオという蛾をご存じですか?
青白く美しい翅が特徴の蛾で、写真を見たら「ああ、これか!」となる方も多いと思います。
そんなオオミズアオを飼ってみたいという方へ、今回はオオミズアオの飼育を簡単にお伝えしていきます。
オオミズアオの幼虫の基本的な飼育方法
オオミズアオの飼育に特別な点は特にありません。
過去にモンシロチョウやアゲハチョウの幼虫を飼育したことがある人であれば、同じようにして問題ないです。
幼虫を攻撃するような他の虫が入れない程度に蓋の目が細かい虫かごに餌になる枝葉と一緒に入れて、幼虫の糞尿がケースの底に直接つかないようにティッシュを敷きましょう。
幼虫が病気にかかってしまうリスクが減ります。
できれば小さい枝葉は水を入れた小瓶などに差して小瓶の口を綿などで塞いでおくことができると枝葉を新鮮に保ててベストですが、サイズ的にも中々難しいですし必須というわけではないので割愛しても大丈夫です。
その場合は枝葉が新鮮かどうかをまめにチェックしてあげてください。
オオミズアオの幼虫の餌は?
蝶や蛾の幼虫の飼育で一番大切なのはその幼虫が何を食べるかを知ることです。
一般的に青虫と言われるモンシロチョウの幼虫はキャベツの葉を食べるだとか、アゲハチョウの幼虫を飼うときはみかんの葉を入れなくてはいけないという話も有名ですよね。
モンシロチョウの幼虫にミカンの葉を与えても食べつけないままお腹を空かせてしまうように、オオミズアオにも食べる葉っぱと食べない葉っぱがあります。
と前置きをすると難しそうですが、実際はとても簡単です。
どんな蝶や蛾でも幼虫が食べる葉に卵を産み付けて、生まれた幼虫は成虫になるまでその葉の植物から他の植物へ移ることは基本的にないからです。
幼虫を見つけた植物の葉を入れておけばいいというわけですね。
細かく書くとオオミズアオの食べる葉はバラ科やブナ科、カバノキ科など多種にわたりますが、主にバラ科のサクラやウメやモミジで見ることが多いようです。
まとめ
大体は幼虫を見つけて採集し育てることになると思いますが、できれば卵から採集するのがおススメです。
寄生ハチにやられてしまうリスクが減るからです。