家庭菜園をしている方の中で、ニンジンを作る方も多いのではないでしょうか。
種から育てていると葉が出始めてだんだんと大きく成長していく様子がわかるのも家庭菜園の楽しみの1つでしょう。
しかし、家庭菜園の場合には無農薬で野菜を作る場合も多く、ちょっと手間を惜しんだために、ニンジンの葉が全て食べつくされてしまう場合もあります。
ニンジンにつく青虫の種類や殺虫剤はいつ頃使うべきか?
ニンジンは、栄養価が高い野菜なので、家庭菜園で作りたいと思っている方も多いでしょう。
ニンジンは基本的には春と夏蒔きの2つがありますが、春蒔きの時は3月頃に種を蒔いて約3ヶ月後の6月辺りから収穫する事ができるようになります。
ニンジンは収穫の仕方によっては、1年間ずっと収穫できるので、家庭菜園で常に育成することができる野菜になります。
ほぼ1年間、緑の葉が畑の中にあるという事は、虫たちにとっては、大変貴重な存在になります。
ニンジンの葉にも当然虫が付くという事を想定しておかなければなりません。
ニンジンに取り付く虫のなかでは1番ポピュラーなのがキアゲハです。
葉の裏側に卵を産む為になかなか発見しにくいです。
見逃してしまうと一気に葉が丸坊主にされてしまうので注意が必要です。
ヨモギエダシャク、こちらもニンジンの葉に取り付く虫の1種です。
名前にエダとついてるので、茎や枝に擬態しているために意外と見落としてしまいます。
そのため、見逃すことが多く、気が付いた時には、かなりの食害に合っている場合もあります。
キンウワバの幼虫はウワバの中では比較的ニンジンやゴボウに付きやすい虫と言われています。
こちらも葉を食いつくすタイプですが、成虫が夜行性である為に卵の確認が取りにくいかもしれません。
ニンジンに付く青虫を3タイプほど紹介してきましたが、さすがにどの幼虫も終齢になってくると殺虫剤では駆除しにくい状態になってきます。
基本的には、種から葉が出始めて本葉が出た辺りから寒冷紗などをかけて成虫がニンジンに近づかない様にするのがまず第一です。
仮に卵を産みつけられてしまった場合には、殺虫剤はスプレータイプの物を使用してあらかじめ殺菌しておく事が大事になります。
手間暇をかけてニンジンの葉をチェックすることで、若齢幼虫なら殺虫剤のスプレーで駆除する事が可能でしょう。
終齢幼虫になると食欲旺盛になってしまうので、ニンジンの葉はすぐに丸坊主にされてしまいます。
ここまでの大きさになると直接捕獲するしか手は無いでしょう。
ピンセット割り箸等で摘まんで、そのままゴミ袋の中にポイするのが一番早いです。
また殺虫剤は効く虫と効かない虫があるようですから、専用の殺虫剤を使用するのがいいかもしれません。
まとめ
ニンジンの葉に付く青虫の種類や殺虫剤による駆除方法について紹介してきました。
ニンジンの葉はスーパー等では見かけることがありませんが、かなりの量の葉が生えてきます。
その全てが青虫に食われてしまっても成長点から新しい葉が生えてくるので、日々青虫退治に励むしかありません。
青虫がつくのは農薬が使われていない証拠なんですけど、苦手な方はさっさと殺虫剤を散布しておく事をおすすめします。