畑で見つけた青虫!
モンシロチョウになると楽しみに育てていたところ、急に変色して茶色になってしまった!ということはありませんか?
このまま育てていいのか悩みますね。
青虫がすべて、モンシロチョウのような蝶になるとは限りません。
では青虫が茶色に変色する原因は何でしょうか。
調べてみました。
青虫が急に茶色く変色 ! なぜ?
モンシロチョウの幼虫のことを一般に「青虫」と呼びます。
そのままつれて帰って容器に入れて飼い始めると、あら、大変! ある日突然茶色に変身してしまうことがあります。
それはモンシロチョウの青虫ではなく「ヨトウガ」の幼虫だと考えられます。
ヨトウガの卵は数十~数百個の塊として産み付けられます。
ふ化した幼虫はしばらくは、集団で生活すると言われています。
ふ化した直後のヨトウガの幼虫は淡緑色で、モンシロチョウの青虫とよく似た姿をしています。
キャベツ、ハクサイ、大根などの葉を食べ、脱皮を繰り返してどんどん成長していきます。
2~3齢幼虫は淡い黄褐色。4齢幼虫になると頭部は黄褐色、胴部は淡褐色や灰黄色や灰黒色となります。
ヨトウガの幼虫は、脱皮をするごとに茶色くなっていきます。
食欲も旺盛で、大量のフンをすることも特徴です。
日中は葉の裏や土中に潜み、夜になると葉をかじり、活動を始めるとも言われています。
その後さなぎとなり「ガ」の成虫になります。
白いモンシロチョウを期待していると、少し残念ですね。
ヨトウガに似ている幼虫として「オオタバコガ」がいます。
幼虫の体には小さな黒い斑点があり、そこから太い毛が生えています。
体色は薄い緑色~褐色です。これもモンシロチョウの青虫と間違えやすいです。
この他にもモンシロチョウの青虫に似ている幼虫がいます。
「コナガ」や「タマナギンウワバ」は少し大きくなった幼虫でもからだは緑色のままです。
タマナギンウワバは後足が2対しかなく、シャクトリムシのような歩き方をするので、あっ!モンシロチョウの青虫と違うな!と気づきます。
まとめ
いかがでしたか?
青虫が茶色く変色するのはちょっとショックですが、モンシロチョウの青虫とは違う幼虫である可能性が高いようです。
お子様と楽しんで飼育されている場合、モンシロチョウの青虫ではないとわかった時点で、逃がしてあげた方がよいですね。
命の大切さを学ぶ機会でもありますが、楽しみにされているお子様の夢を壊しかねませんから。