チョウ目スズメガ科に属するオオスカシバは、とても綺麗な透明の翅を持っている蛾です。

同じ科である他のススメガと違い、日中に活動するため6月頃から9月頃には良く見かける昆虫です。

オオスカシバの幼虫はクチナシなどを食草としているため、時期になると庭木などで使われているクチナシに良く見られます。

但し、オオスカシバの幼虫は大変は大食漢ですので、クチナシの木を丸裸にしてしまうほどクチナシの葉や花を食べてしまうため、クチナシを食害する害虫とも言われています。

では、そのオオスカシバの幼虫には他にどのような特徴があるのでしょうか。

幼虫 オオスカシバ 大きさ

オオスカシバ の幼虫の大きさはどのくらい

オオスカシバの成虫は6月頃から9月頃によく発生し、その間に産卵します。

年2化の昆虫であり、この期間に連続的に産卵を行うため、オオスカシバの幼虫も初夏から秋頃にかけてよく見られるようです。

オオスカシバの卵は、同じ科の他のススメガと同じく黄色く丸い形をしており直径は2mmほどです。

卵は数日で孵化し、生まれたばかりの幼虫は5mmほどの大きさです。

幼虫はその後成長と共に脱皮を繰り返し、蛹となります。

オオスカシバはその脱皮を4回繰り返し、孵化を1齢幼虫といい、4回目の脱皮を終えた幼虫を終齢幼虫と呼びます。

終齢幼虫の大きさは最大で10cmほどになることもあり、6cmほどの成虫よりも大きくなることがあるようです。

スポンサードリンク

オオスカシバ の幼虫はどんな色をしている?

オオスカシバの幼虫は孵化直後は全身が薄い黄緑色をしています。

その後、4回の脱皮を繰り返すことで徐々に緑色が濃くなっていきます。

終齢では更に色が濃くなりますが、この頃から緑色ではなく黒っぽい体色に変化していいき、その後に蛹となります。

オオスカシバの幼虫は大抵の場合、こうした色の変化を経ていきますが、環境は食草等の状態よよって茶色になる個体も見られるようです。

まとめ

オオスカシバの幼虫は、綺麗な緑色で体長も最大で10cmほどに成長します。

完全変態する昆虫であるため、成虫とは大きく異なった形をしていますが幼虫もまた綺麗な色をおり、じっくりと成長を見ながら飼育するものまた楽しいかもしれません。

スポンサードリンク