モンシロチョウの幼虫を飼育したことはありますか?

小さかった頃、青虫の虫かごに雑草をいれても食べてくれずアブラナ科の野菜しか食べてくれないと知ったときは、青虫だけでなく生き物そのものに対しての興味や感動が一気に湧き立ってそそられたことを今でも覚えています。

生き物に関する知識というのはいくら知っても面白いですよね。

そしてこの度は、明日のお昼の話題に使えるかはわからない青虫の脱皮についての知識を広く共有して楽しみにしてもらいたいと思います。

青虫 脱皮 時間

青虫が脱皮に要する時間は?

ずばり最初にお伝えしますと、約7分と言われています。

ですがこれは青虫が一番外の皮を破って体を外に出し始めて、出し終わるまでの時間です。

その前に脱皮する殻を葉に固定したり、脱皮の準備のためにじっとして動かない時間などを含めると、半日動かなかったり丸一日動かなかったりということはあるようです。

それから脱皮後に自分の脱皮した殻を食べてもう一度体内に取り込み栄養にしてしまうのですが、その時間も含めるとさらに少し長くなりますね。

脱皮の予兆を見せている時間はそこそこ長いのでまめに虫かごを見ていれば見逃さずに済むと思いますが、脱皮そのものはたったの7分で終わってしまうため最初から目撃するのは結構難しいです。

小学校の教室の後ろの棚の上で飼って居たりしたら授業を受けている間に終わってしまいますよね。

もし見たことがあったらそれはかなりのラッキーか、あなたの青虫への愛と努力と幸運が重なって生まれた賜物に間違いありません。

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脱皮と時間に関するその他の豆知識!

ところで青虫が何回脱皮するかご存じですか?

正解は4回です。

それぞれの生まれたばかりの幼虫は1齢幼虫と呼ばれていて、1回2回と脱皮を重ねるごとに2齢幼虫、3齢幼虫となり最後は5齢幼虫になります。

モンシロチョウの幼虫だとそこまで巨大にはなりませんが、スズメガの幼虫とかは1齢幼虫と5齢幼虫の大きさの差がすごいです……。

近くにライラックやジャスミンの木があるという方は葉の裏を見てみると見つけられるかも。

それから脱皮と脱皮の間の時間、間隔の長さは青虫が住んでいる場所の気温によって左右されます。

温かい場所ほど早く脱皮して早くサナギになりますが、逆に寒い場所だとゆっくりと成長します。

温室だと早い青虫で生まれて2週間でサナギになってしまうときもあるとか。

季節にもよりますが大体生まれてひと月以内に蝶になってまた次の世代へとサイクルを繰り返すので、モンシロチョウは1年の冬以外のシーズンの間には何度も何度も代替わりをしていることになりますね。

まとめ

蝶に限った話ではありませんが、昆虫というのは大体幼虫の方が期間が長いですよね。

蝉が最も身近な例でしょうか。

成虫になってしまうと口が退化してしまい何も食べることができなくなるカイコやウスバカゲロウも有名な話ながら少し考えさせられてしまいますよね。

モンシロチョウの一生は彼らほど哀愁をそそるものではないかもしれませんが、何を思うかはたまた何も感じないかはその人次第ですね。

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