芋虫という言葉の由来は、サツマイモなどの葉っぱにいる幼虫であったから、と言われており、もともとはこのスズメガの幼虫のことを指していたとされています。
スズメガの種類は1000種類以上存在すると言われており、世界中どこにでも居るガの仲間のようです。
そんなスズメガの幼虫について調べてみました。
スズメガの芋虫の種類はどれくらい?
日本において代表的なスズメガの幼虫(芋虫)は、ウチスズメ亜科のモモスズメ、オオシモフリスズメ、スズメガ亜科のエビガラスズメ、ホウジャク亜科のベニスズメなどがいると言われています。
成虫は5~10センチ程度、幼虫の芋虫は1~5センチ程度だと言われています。
種類ごとに食べる草花が異なるとされていますが、種類が豊富にいるため、スズメガは殆どの農作物にとって害虫とされています。
さらに、スズメガの幼虫の殆どが食欲旺盛とされ、数日で畑で育っている全ての農作物の葉っぱを食べつくしてしまうとも言われています。
害虫としての認識が強いスズメガの幼虫ですが、一方で有益な利用価値もあると言われています。
エビガラスズメの芋虫は栄養価の高い健康食!?
エビガラスズメの芋虫は、栄養を豊富に含んだ食料として注目されているようです。
中国では実際に蛋白源としている地域も多数存在しており、また日本ではすでに家畜の飼料として与えている所も増えてきているそうです。
タンパク質のほか、メチオニンやフェニルアラニン、チロシンなどのアミノ酸を含んでいるとされ、滋養強壮などにも効果があるなどと言われています。
スズメガの芋虫は実験に使える!?
スズメガの芋虫は、食欲が旺盛で繁殖力が高いため、実験用として繁殖させているケースがあるようです。
人工飼料を使って繁殖させた芋虫を使って遺伝子研究に利用したり、サイズが大きく動きも活発ではないため、解剖実験などにも利用されているそうです。
まとめ
スズメガの芋虫は多くの種類が存在しており、農作物を荒らす害虫としての一面が強いようです。
一方で、実験材料や食料としての一面ももっており、私たちの生活に係わりが深いと言えるでしょう。