幾重にも重なる花弁が美しく、人気のサザンカ。

小学校や公園、遊歩道の植え込みなどでも見かけることが多く、身近な植物です。

ですが、そんなサザンカを餌にする危険な害虫がいるのをご存知ですか?

それはチャドクガです。

チャドクガに刺されると真っ赤にかぶれ、強烈な痛痒さを引き起こします。

幼虫 チャドクガ 幼虫 サザンカ

チャドクガの幼虫がサザンカにつかないために。

チャドクガは、ツバキ科の植物を餌として生息する害虫です。

当然サザンカも大好物で、5月と8月下旬から9月にかけての年2回、幼虫が発生します。

チャドクガの幼虫は毒針毛と呼ばれる目に見えない毛を無数に持っており、大変危険です。

毒針毛は風で飛び散りやすく、刺されるとひどいかぶれを起こしてしまいます。

サザンカが身近な植物である分、チャドクガも私達の身近に生息しています。

チャドクガの幼虫がサザンカにつかないためには、早めの対策がカギとなります。

大きく分けて、卵のうちに駆除する方法、発生した幼虫を駆除する方法、チャドクガが寄り付かないよう予防する方法があります。

チャドクガの幼虫がサザンカにつかないために、卵のうちに駆除する方法。

チャドクガは、葉の裏に卵塊を産み付けます。

チャドクガの卵塊は1cmほどで、茶色いふわふわした毛に覆われています。

卵塊を見つけたら枝ごと葉を切り落とし、ビニール袋に入れてゴミに捨てましょう。

駆除の時期は冬か、8月の上旬頃です。

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チャドクガの幼虫がサザンカについてしまった時の対策

チャドクガの幼虫が活発になるのは5月と、8月下旬から9月にかけての年2回です。

この時期、サザンカの葉に数十匹の毛虫が整列してくっついていたら、間違いなくチャドクガの幼虫です。

毒針毛が飛散しないよう対策を取りながら駆除しましょう。

まず、固着剤で毒針毛が散らないようにチャドクガの幼虫をくっつけます。

しっかり固まったら枝ごと切り落とし、ビニール袋に入れましょう。

この際に、50度以上の熱湯をかけると毒針毛の毒の効果が消えますのでオススメです。

このとき、チャドクガに刺されないよう注意してください。

肌をしっかり隠し、ゴーグルやビニール手袋を着用すると安心です。

使った道具は熱湯消毒しましょう。

チャドクガの幼虫がサザンカにつかないために予防しましょう。

木の根元に薬剤を撒き、チャドクガのが寄り付かないようにするのが効果的です。

オルトラン液剤などがよく聞きます。

チャドクガの幼虫が発生する前が効果的なので、4月と、8月の上旬に、卵の駆除と合わせて行うと効率的です。

木の根元に薬剤を巻く方法は、チャドクガ以外の毛虫や青虫(イモムシ)にも効果があります。

週に1度のペースで3~5回ほど行いましょう。

まとめ

艶のある葉と、きれいな花で私達の目を楽しませてくれるサザンカ。

危険なチャドクガの幼虫がつかないようしっかりと対策をとって、安全に楽しめるようにしたいですね。

チャドクガの幼虫が発生するのは年に2回、5月と8月下旬から9月にかけてです。

チャドクガの幼虫は毒針毛を持っていて触るとかぶれます。

しっかりと対策をとって、被害に合わないよう注意してください。

 

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