チョウ目スズメガ科に属するオオスカシバは、蛾には珍しく透明な翅を持ち日中に活発に活動する蛾です。

見た目は、蛾ではなくチョウやハチに似ており、空中にホバリングしながら花の蜜を吸うその姿はハチドリにも見間違われるほど美しいといわれています。

そんなオオスカシバの幼虫は、アカネ科のクチナシやタニワタリノキ、スイカズラ科のツキヌキニンドウなどを食草しています。

こうした食草は庭木は鉢植えで鑑賞される植物であるため、他のチョウ類の幼虫と同じように葉を食い荒らしてしまうオオスカシバの幼虫は、残念ながら害虫として認識されており、駆除の対象となってしまっています。

では、このオオスカシバの幼虫には天敵などはいるのでしょうか。

幼虫 オオスカシバ 天敵

オオスカシバの幼虫の天敵とは?

オオスカシバの幼虫は、鑑賞植物として庭木や鉢植えに利用されているアカネ科のクチナシやタニワタリノキ、スイカズラ科のツキヌキニンドウなどを食草としています。

その葉や花を食い荒らしてしまうオオスカシバの幼虫は、残念ながら害虫として認識されており駆除の対象となってしまっています。

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オオスカシバに好意的な側からすれば、ちょっとくらい葉や花を食べられてしまったくらいでと思ってしまうところではありますが、葉や花を観賞することを楽しみにされている方々からすれば、それを食い荒らされてしまったは堪ったものではありません。

ましてやオオスカシバの幼虫は、他のスズメガの幼虫と同様に大変な大食漢でクチナシなどは丸裸にするまで食い荒らしてしまうのですから、駆除されても致し方がないといえそうです。

では、害虫とされてしまっているオオスカシバの幼虫には天敵はいるのでしょうか。

オオスカシバの幼虫に限らず、チョウ類の幼虫は俗にいうイモムシと呼ばれている昆虫です。

イモムシといえば、最大の天敵は鳥類です。

鳥類はイモムシを好んで捕食するため、オオスカシバの幼虫も同じように鳥類が天敵となっています。

またある意味では、観賞植物を食い荒らしてしまうオオスカシバにとっては人間も天敵といえそうですね。

まとめ

スズメガの仲間でありながら日中に活動し、ハチドリと見間違うような美しさを持っているオオスカシバですが、蛾の仲間であることには変わりが無く、その幼虫はクチナシやタニワタリノキ、ツキヌキエンドウなどの観賞植物を食い荒らしてしまう害虫として認識されています。

出来れば綺麗な成虫になってもらいたいものですが、こうした事情があると鳥類だけでなく人間も天敵になってしまうのは致し方がないのかもしれません。

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