子供の頃は虫取り網を片手に昆虫採集に友達と一緒に行った記憶がありますよね。
セミだったりコオロギだったりカブトムシだったり色々な昆虫を捕まえたと思います。
中でも『蝶』は男女問わずに虫カゴに入っていたのでは無いでしょうか?
アゲハ蝶なんか見つけるとテンションも一気に高まりますよね。
そんなアゲハ蝶の中でも特に綺麗なアオスジアゲハやミカドアゲハ。
どんな違いがあるのか気になりませんか?
そこでアオスジアゲハとミカドアゲハの違いについて調べました。
ミカドアゲハとアオスジアゲハの幼虫の違い
翅に綺麗な青色の模様が入ったアオスジアゲハは公園などでも良く見かけるアゲハ蝶ですよね。
小さい頃にはモンシロチョウなどが数多くいる中、1匹だけ違う模様のアゲハ蝶を見つけたら競って捕まえてた記憶があると思います。
そんなアオスジアゲハですが同じ仲間のミカドアゲハは日本の中でも南の暖かい地方にいて高知市などでは国の特別天然記念物に指定されています。
同じ様な見た目ですがアオスジアゲハとミカドアゲハではどんな違いがあるのでしょう?
アオスジアゲハはアゲハチョウ科アオスジアゲハ属に分類されるチョウの一種です。
都市部周辺でも良く目にする事があり公園や街路樹などでも目にします。
成虫の前翅長は30〜40mmほどで前翅と後翅に青緑の帯があります。
飛び方は飛翔力が高く動きが早いので樹木や花の周りを忙しなく飛び回っている事が多いと言われています。
ミカドアゲハはアオスジアゲハと同じアゲハチョウ科アオスジアゲハ属に分類されるチョウの一種です。
見た感じはアオスジアゲハと似ていますが翅にある模様が帯になっているアオスジアゲハと比べると模様もまばらで不連続なので見分けられます。
アオスジアゲハもミカドアゲハも卵や孵化して間もない1齢幼虫の頃は大きな差はありません。
基本的に同じアゲハチョウ科の仲間ですので羽化するまで大きな差は見られません。
ですが細かな特徴があります。
一番、分かりやすい違いは2齢幼虫になるとアオスジアゲハの幼虫は体長が8mmくらいになり緑がかってきて黒い毛が無くなり代わりに黒い棘のような触覚が3対、全部で6つの触覚が現れます。
これはアオスジアゲハ特有のものと言われています。
また、頭部に見える目の様な模様。
アオスジアゲハは目に見える部分を繋ぐ様に薄い黄緑色のラインが見えますがミカドアゲハは似たような姿をしていますが目そのものに見えます。
まとめ
アオスジアゲハもミカドアゲハも根本的にアゲハチョウ科の仲間です。
若干の違いはありますが大きな差はありません。
似たような見た目ですがアオスジアゲハの幼虫には黒い棘のような3対、全部で6つの触覚を確認することが出来るでしょう。
これはアオスジアゲハ特有の特徴ですのでミカドアゲハと区別する事が可能と言われています。